デストリビューティッドバージョンの起動を早くする

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デストリビューティッドバージョンの起動を早くする

更新日 2011-10-18 | 作成日 2007-12-07

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TIP 2

IUCLIDデストリビューティッドバージョンの起動を早くする

2008年9月29日 作成公開


ECHAの情報によると,現在のIUCLIDデストリビューティッドバージョンには次のようなバグがあります:

デストリビューティッドバージョンでは,最初に一度クライアントコンピュータにデストリビューティッドインストールを行うと,次回の起動時には,バージョンチェックだけ行い,バージョンが更新されていない場合は,最初にクライアントにインストールしたIUCLID5が起動するためすばやく起動するはずでした.

しかし,このデストリビューティッドインストールの一部として行われるヘルプファイルのダウンロードが2回目以降も相変わらずダウンロードされるバグがあるということです.このファイルは17Mbもあるため通信環境が悪い場合,IUCLIDアイコンをクリックしてもなかなか起動しない,場合によれば,タイムアウトが起こって,IUCLIDが起動できない問題がありました.日本のユーザからも,Internet経由で海外からIUCLIDサーバーにアクセスしたときにこの問題が起こっていることが報告されされています.

ECHAはこれに対処するための方法を公開しました.今回,日化協でテストしその有効性を確かめましたので以下に公開します.

手順

  1. 修正された設定ファイル群を次からダウンロードしてください http://ecbwbiu5.jrc.it/download/tools/plugin_locations.zip
  2. tomcatを停止してください.
  3. ダウンロードしたzipファイルから得た"plugin_locations.jspx"と"plugin_manifest.jspx"をtomcatの"webapps/i5server"ディレクトリにコピーしてください.
  4. ”webapps/i5server/WEB-INF"ディレクトリにある"web.xml"ファイルの名前を"web.xml.backup"に替えてください.
  5. ダウンロードしたzipファイルから得た"web.xml"ファイルを"webapps/i5server/WEB-INF"ディレクトリにコピーしてください.
  6. tomcatを再起動してください.

この処置で,最初のデストリビューティッドインストールそのものの時間は変わりませんが,2回目からの起動は早くなります.
日化協のLAN中でこれを試したところ,2回目の起動に要する時間は,30秒から,7秒に短縮されました.