■RCニュース概要
■ニュース春季号 No61
第20回 日化協総会
第5回 RC賞の表彰式が行われました
from Members
RCの現場を訪ねて:電気化学工業(株)千葉工場
RCの現場を訪ねて:日本ゼオン(株)川崎工場
平成23年度上期会員交流会
東日本大震災への日化協の対応
化学人材育成プログラムの紹介
個別対話「環境保全連絡協議会」
第12 回APRCC開催案内
JRCCだより

 
   
会員交流会は、RC会員相互の情報交流を深めて、それぞれのRC活動の更なる改善につなげるため、毎年2回東京と大阪で開催していましたが、昨年度から九州(福岡)でも開催することにしました。
 平成23年度上期会員交流会は7月13日(水)にホテルモントレ大阪にて開催され、関西地区の事業所の方を中心に約80名もの方々にご参加をいただきました。
 交流会では、RC委員会運営幹事会副主査である三井化学の北野氏からの開会挨拶の後、第5回のRC賞の表彰式が行われ、その後受賞者から活動内容の発表を行っていただきました。
 引き続き行われた分科会は、「地球温暖化(省エネルギーへの取り組み)」「産業廃棄物削減(ゼロエミッション)」「化学物質管理(法規制対応)」「労働安全衛生」「保安防災(大地震への対応)」の5つのテーマで行う予定でしたが、今回の東日本大震災の発生を受けて保安防災の分科会への参加希望者が多かったため、この分科会を二つに分けて行いました。今回も分科会の議論を活発化するために、話題提供をお願いしたり、事前に話題提供内容をお知らせする等を行ったこともあり、議論が活発に行われ、座長の方の司会進行もスムーズで、有意義な分科会となりました。
 分科会終了後の全体会議の場で、会員交流WGの田代主査(住友化学)から、最近のJRCCの活動内容の説明が行われました。
開会挨拶
北野 運営幹事会副主査
   
  田代 会員交流WG 主査
分科会名
座長/副座長/話題提供者
討議内容(概要)
地球温暖化
(省エネルギーへの取り組み)
堂園 正毅(花王)
菅田 義雄(日本農薬)
小野 尊重(住友精化)
各社既に最大限の取り組みをしており、生産増に伴うCO削減が問題である。企業間(異業種も含め)との取り組みや実績の共有化も重要。
産業廃棄物削減
(ゼロエミッション)
三木 崇嗣(三菱化学)
門野 保夫(花王)
浅岡 正巳(三菱化学)
ゼロエミッションの定義は各社異なる。塩素系産廃や非飛散性アスベストは対応が難しい。今後は埋め立て処分量を削減するゼロエミッション活動からリデュース、リユースへ進むべきである。
化学物質管理
(法規制対応)
南 宏和(帝人ファイバー)
木村 信一(トクヤマ)
大塚 博司(花王)
話題提供の「今後の法規制トレンド」を受けて、ハザードベースからリスクベースにどのように移行するか、MSDSplus、Reach、GPS/JIPSの動向等の情報交換を行った。
労働安全衛生 安田 信之(田辺三菱製薬)
栗田 学(東亞合成)
義宮 孝則(住友化学)
労働災害がなかなかなくならない。必要なことは、マネージャーの意識改革(安全第一の認識、部下への適切な指導、安全に対する哲学)、現場へ出向いての部下とのコミュニケーション等である。
保安防災
(大震災への対応)
Aグループ
富山 宗昭(日本ペイント)
大村 哲也(三菱レイヨン)
中村 淳(三井化学)
いかに人命を守るか、いかに安全にプラントを停止するかをテーマに、地震への対応としては防災組織、機材の見直し、安否確認システム、帰宅を含めた避難のルール、プラントの安全停止システム等を議論した。
保安防災
(大震災への対応)
Bグループ
釜島 里志(住友精化)
谷口 信雄(日本化薬)
森山 茂(トクヤマ)
いかに安否確認をするかでは、携帯電話よりメールが有効であったが、これらに頼らないシステムも考えるべき。初動体制では防災本部を災害発生場所から他へ移すことや、正しい情報をいかに入手するかが重要等という意見があった。
  
RC 賞受賞者による発表   分科会