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花王株式会社 鹿島工場 |
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花王(株)鹿島工場は、鹿島臨海工業地帯(西部地区)にあり、1980年、食油、モノグリセライド、脂肪酸、アミンを供給する化学工場として稼動を開始しました。その後、コピー機トナーの原料樹脂(トナーバインダー)や家庭品原料の供給基地として、花王の家庭品事業や化学品事業などを支えるべく生産活動を行っています。
工場内には社員が鹿島勤務になった時点で自分の好きな樹木を1株植える「社員の森」という緑地があり、鹿島勤務開始月と社員名が刻まれたプレートが設置されています。今では30種類・750株近い樹木があり、梅・桜・あじさい・さざんかなどの花が咲き、社員の憩いの場所となっています。
2011年3月11日の東日本大震災では、津波による浸水に加え、液状化による地盤変動で、一時操業を停止しましたが、社員をはじめ、各行政のご支援、関係会社のご協力を賜り、4月4日から順次生産を再開することができました。今後、今回の経験を活かし、震災・災害に強い工場作りに取り組んでいきます。 |
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花王では、消費者・顧客の立場から、心をこめた“よきモノづくり”を行い、世界の人々の喜びと満足のある豊かな生活文化を実現するとともに、社会のサステナビリティ(持続可能性)に貢献することを使命とする花王ウェイを定め、全社員の行動指針となっています。
鹿島工場では、1998年にISO14001、2000年にISO9001を取得し、エネルギー、廃棄物、環境法等の遵守、化学物質管理といったレスポンシブル・ケア活動を推進しています。
特にエネルギーと廃棄物削減では、“鹿島ecoなび”といったシステムを手作りし、工場の誰でもがエネルギー使用状況、廃棄物発生状況が昨年との比較で見られるようになっています。また、省エネルギー活動、改善活動の提案も可能になっており、従業員の意識向上に役立っています。
このような活動の結果、2010年度エネルギー原単位は1990年度比65%を目標としましたが、東日本大震災の影響もあり今年度は65%より若干上回る見込みです。来年度には重油を燃料としたボイラーを天然ガスへ燃料転換することで年間で15,000t以上のCO2 削減を目標としています。また、廃棄物は工場内循環再利用や外部リサイクル活動を積極的に取り入れ、最終処分量0.1%以下をゼロエミッションと定めた活動を展開し、2008年には最終埋め立て処分量0.02%を達成し今日まで継続しています。 |
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清掃活動 |
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地域とのコミュニケーションの一環として、毎年3,000名以上の工場見学者を受け入れています。2011年は東日本大震災の影響もあり、工場見学の受け入れを中断していましたが、同年10月より学校・自治体など、多くの方々の受け入れを開始しました。
社外活動としては、年に2回ほど工場前にある神之池公園周辺の清掃活動や、神栖市のイベントである産業祭に出展し、製品紹介・サンプルの配布を行い消費者の方々と“eco”について一緒に考える活動も行っています。
また、小・中学生を対象とした「手洗い教室」や「洗剤の汚れ落としの働き」などの理科実験教室を、教育委員会とタイアップしながら出張講座形式で開催し、好評を得ています。 |
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