|
|
|
|
|
|
前回に引き続き九州地区での会員交流会を、2011 年11 月10 日( 木) にパークサイドビル小倉で開催しました。九州地区だけでなく広島・山口からの参加を含め総勢25 名の方にご参加いただき、「環境保全」「労働安全衛生」「保安防災」「人材育成」の4分科会に分かれ議論を行いました。概要は右記の通りです。
また、最後に会員交流ワーキンググループの田代主査より、RC活動の取り組みの状況報告が行われました。 |
|
|
座 長 |
: |
緒方 洋一(三菱化学) |
副 座 長 |
: |
谷口 信雄(日本化薬) |
話題提供 |
: |
桑田 睦男(日油) |
|
討論概要 |
ゼロエミッションの定義、リサイクルの対応、ゼロエミッション達成への取り組みと問題点について議論を行いました。まず、ゼロエミッションの定義を確認したところ、概ね埋立処分量/発生量×100(%)は共通していましたが、目標は0.1%?3%と幅がありました。会社によっては埋立処分量を原単位で管理しているところもありました。
埋立処分量の削減方法としては、埋立処分していた濾過材をリサイクルできる材質に変更、埋立廃棄物の少ない製造プロセスの検討、地道な分別回収の継続、埋立処分しない業者の選定、処理業者との連携による削減などが紹介され参考になりました。
しかし、海外拠点においては国によって対応が異なるので苦労しているということが紹介されました。 |
|
|
|
緒方氏 |
|
|
|
|
座 長 |
: |
大山 泰男(宇部興産) |
副 座 長 |
: |
田代 宏(住友化学) |
話題提供 |
: |
狭間田 昌治(昭和電工) |
|
討論概要 |
労働安全衛生分科会では、「従業員末端までに安全意識を浸透させる手段および理解度の把握方法について」をテーマとして意見交換を行いました。
管理者によるパトロール・コミュニケーションが有効であり、これがうまく機能している職場ではミス、トラブルといった負の情報が上がってきやすいこと、またパトロール・コミュニケーションを通じて管理者の安全に対する「本気」の姿勢を示すことができ、従業員の安全意識を高めることができるといった意見が出されました。
また、表彰制度等による「褒める」仕組み、ルール違反に対するペナルティの仕組みといったことも有効であることが紹介されました。 |
|
|
|
大山氏 |
|
|
|
|
座 長 |
: |
江浪 永司(トクヤマ) |
副 座 長 |
: |
立花 敏行(日本ペイント) |
話題提供 |
: |
高橋 博(花王) |
|
討論概要 |
東日本大震災においては一般回線及び携帯電話回線が役に立たなかったので、初動対応で重要となる連絡手段の確保や安否確認システム等について議論を行いました。衛星電話(アンテナ固定)が事業所間連絡には有効であったということでした。各社でも導入検討が必要ではないかと思われます。
また、ある会社では大地震の際の対策本部は東京に設置されるが、東京が被災した場合は地方の主力工場に本部を設置することになっているという事例紹介がありました。関東での震災も考慮した対策案策定の重要性を認識しました。 |
|
|
|
江浪氏 |
|
|
|
|
座 長 |
: |
松本 修司(下関三井化学) |
副 座 長 |
: |
大村 哲也(三菱レイヨン) |
話題提供 |
: |
渡辺 雅之(三菱化学) |
|
討論概要 |
教育プログラムや教育センター、研修センター等で実施されている各社の人材育成教育の状況について紹介した後、問題点と対策について議論を行いました。
技術伝承とレベルアップのための教育(考えることのできる人材、海外展開スタッフ等)が共通課題でしたが、団塊世代の定年退職者問題、現場課長の育成、高齢者の意識改革、設備管理要員の育成等についても話し合う機会を持つことができ有意義でした。
また、教育効果を上げるためには教育する側(指導者)のレベルアップが必要であり、その指導者教育プログラムの実施例が紹介されました。
共通の結論は出ませんでしたが、各社の懸案事項、実施例の情報入手のためには良い機会であったというコメントがありました。 |
|
|
|
松本氏 |
|
|
|
|
|
Copyright 2012. Japan Responsible Care Council. All right reserved.
|