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「化学物質」 それは私たちが生活していく上で欠くことのできない大切なものです。しかし、時としてその取り扱いを間違えると、人体や環境を脅かす有害な物質として作用することがあります。
地球環境問題や工業化地域の拡大などによる「環境・安全・健康」に関する問題の広がり、また、技術の進歩により発生する新たな問題等に対し、化学物質に関する環境・安全・健康を規制だけで確保していくことは難しくなっており、化学製品を扱う事業者が、環境・安全・健康を確保していくために責任ある自主的な行動をとることが今まで以上に求められる時代となっています。
こうした背景を踏まえて、世界の化学工業界は、化学物質を扱うそれぞれの企業が化学物質の開発から製造、物流、使用、最終消費を経て廃棄に至る全ての過程において、自主的に「環境・安全・健康」を確保し、活動の成果を公表し社会との対話・コミュニケーションを行う活動を行っています。この活動を“レスポンシブル・ケア”と呼んでいます。
レスポンシブル・ケアは1985年にカナダで誕生しました。1989年に国際化学工業協会協議会(ICCA)が設立され、今や世界で55の国と地域(2011年10月)に導入されています。日本では、1995年、社団法人日本化学工業協会(日化協)の中に、化学物質を製造し、または取り扱う企業74社が中心となり、日本レスポンシブル・ケア協議会(JRCC)が設立され、それまで各企業が独自に行っていた環境・安全配慮の活動を統一・活発化し、社会の理解を深めていくこととしました。2010 年5月にJRCCは日化協レスポンシブル・ケア委員会(RC委員会)となり、2011年12月現在の会員は87社となっています。 |
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このシンボルマークは、「両手と分子模型」をデザインしたもので『化学物質を大切に取り扱う』という趣旨を表しており、レスポンシブル・ケアを実施している企業・協会の国際的に共通なマークとしてICCAが定めたものです。ICCA加盟の各国化学工業協会、およびその協会の加盟会員に使用が許諾されています。
日本では日化協とRC委員会会員(以下、単に会員と称します)のみが使用することができます。 |
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RC委員会は会員とともに、 |
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●環境保全 |
(地球上の人々の健康と自然を守ります) |
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●保安防災 |
(設備災害の防止や自然災害対策に努めます) |
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●労働安全衛生 |
(働く人々の安全と健康を守ります) |
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●化学品・製品安全 |
(化学製品の性状と取り扱い方法を明確にし、顧客も含めた全ての取り扱い者の安全と健康、環境を守ります) |
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●物流安全 |
(物流における事故、災害の防止に努めます) |
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の5項目を中心に活動を行ない、その成果を公表して |
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●社会とのコミュニケーション |
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を進めています。
これらの活動は、RC委員会の下に置かれた運営幹事会と4つのワーキンググループ(WG)〈報告書、対話、会員交流、進捗管理※〉を中心に行われています。
※ 進捗管理WG は化学品管理委員会と共同で運営するGPS/JIPS 推進部会の下部組織
★詳しくは、日化協ホームページをご覧ください。
http://www.nikkakyo.org/ |
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